夢の温室
皆さんも暖かい国の植物を育ててみたいと思ったことがありますよね。
でも?冬場のことが気になって欲しいものを我慢したりしませんでしたか?
でも我が家には庭が無いし温室は!そんなお金があったら植物は買いまくれるし!
でも、どうしても温室が欲しくなるのは、誰でも時間の問題です。
そこで、自作してしまえばお金もかなり安くあがるし!好きな形に出来る。
後は、情熱と勢い。そして信じる事?かな?
(植物で部屋が埋め尽くされるってのもあるか?)
そんな状態で、素人温室建設の作業が開始されたのでありました。
我が家の問題点をあげてみました。
4階に建てる事!そしてそこには手すりが無い事!階段も無くて登れない事!
コンクリートで基礎を作れない事!風が異常に強い事!
こんな問題点を解決しながらの設計作業が半年以上もかかったのでした。
2000./10/13工事開始

まず4階屋上へ登るための階段を足場用のボルトONタイプで作りました。
そこに手摺りと風除け用のフェンスを作る材料をロープで上げた状態!
巨大に育ったパパイヤ群が妙に邪魔なのはご愛嬌!ちょうど開花していて良い香り!

左は足場パイプを組み付けるクランプ!ざっと80個!これだけでも一人じゃ持てない!
中央&右画像は、高さ2mのフェンスを組み上げた状態!今日は曇りで富士山が見えない。

枠組みも組みあがり、いよいよ温室の骨組みと合体する部分の工事に入りました。
農業用温室のパイプは22.2mm、足場パイプは48mm、ここからが頭の使いよう!
1日(実働3時間)でここまで出来るとは?本人大満足でありました。
2000.10/16工事2日目
いよいよ工事2日目、東側階段付近もしっかりと枠が固定された。
近所の人は、いったい何を作るのか?興味があるようで、上空を見上げます。

左は、周りに張りめぐらされた防風兼落下防止用の枠組と、乱雑に置かれたハウス用のパイプたち!
右側は、いよいよ温室本体に取り掛かった様子です。早くこの作業がしたかった。

これが問題のパイプ径の違いをクリアしたお手製特殊パーツ!私の秘密工場製!
これのお陰で、相当頑固な温室になりました。仕事の合間にコツコツと28本も作ったのでした。

組み始めて3時間!お日様も西に傾き、ハウス骨組ほぼ完成!これなら温室と言っても判ってくれそうな画像です。
私もこの後、夕日に浮かんだ富士山を眺めながら、夢を膨らませたのでありました。でも!パーツ足りない!
2000.10/18 工事3日目
本格的に温室製作に入りました。左のクランプは格子パイプエンドクランプ、
右側は、格子を止めるスプリング製のワンタッチクランプ!

最上部、両サイドにビニールを止めるためのビニペットを取り付けますが、
これはその部品をパイプに取り付けるクランプです。いろんなパーツがあって、
それを覚えるのも一苦労!パイプサイズもいろいろ有るので、お勉強が必要です。

10月半ばを過ぎると一気に日が落ち真っ暗になってしまうのです。
ほぼ温室の骨組みも終わり、ホッと一息しているとこの状態!時間が欲しい!

温室担当の秋野陽子似のお姉さまに、いろいろ注意事項を教えてもらい、
材料の使い方も図面を参考にと見せてもらいデジカメで参考に撮って来ました。
欲が出てきて入り口も引き戸を着ける事にしました。さて!上手に着くでしょうか?
2000.10/24工事4日目

今日はドアの取り付けから行いました。片開きですが160x120あるので換気や出入りも楽チン!

しかし、こんな物を付けると各所に問題が出てきます。パイプ加工個所も多くなり時間ばかりが過ぎてゆきます。

しょせん楽を選ぶとキツイ仕打ちが来るものですが、今回は何無くクリアー!
隙間風対策もバッチリ!ビニペットの3段活用?が最大の鍵になりますね!

午後から休み無く作業を続けても、あっという間に真っ暗に!屋根部分の補強は、
後日に持ち越しになりました。教訓!春から準備しましょう!
2000.10/27 工事5日目
22mmのパイプと足場用のパイプの部分にコンクリートを流して確実に固定する。
床との隙間や、レールの下がり防止に木製の基礎を追加しました。

全ての基礎部分に、木製の基礎をはめ込んだ状態です。この作業が一番こたえた!

熱対策も考え換気扇も取り付けする事にしました。意外に効き目あるそうです。
台風用に全ての足場をリジットにしました。(これは予備の飛び防止!)
骨組が全て組み上がった状態!うれしくて隣のビルに飛び移り撮影!
安全のために、防風ネットを取り付けました。これで落ちなくてすむ!

隙間風が入り口から入らないように、隙間埋めテープで対策を施しました。
2000.10/28外廻りほぼ完成!

前日の深夜までの作業で見事ビニールを纏った温室!
昨晩は泥のように眠ってしまったが、早朝から撮影する。

全てのビニールが張られただけで、パイプ温室は相当の強度が出ます。
換気扇の部分も隙間1つ無く張れたので凄くうれしい!

入り口廻りもビニペットで隙間風をシャットアウト!
中から見るとグッと温室らしく見え!思わず笑みがこぼれてしまう!

日中の高温対策の為に装着した側面巻上げシステム!
ハンドル付きで¥3000は安いとちゃうか?
思ったよりも安いので、両側に着けちゃうところがスケベ根性?
これからは具体的に植物をどうやってレイアウトするか?
を追求してゆく仕事なので、昨日までの疲労は何処かへ飛んでいった。
2000.10/30レイアウト
温室用のパイプが余ったので、適当にCUTして栽培棚を作ることにしました。
1つ¥75のプラスティックの籠を組み合わせ整理しやすいように!

棚の上にも網を設置し、引っ掛けられるようにする。
錆びないようにウレタンコーティングの物を使用しました。
これでかなりの物が立体的に管理できるんです。

左は栽培棚と網が設置終了して植物を待っている状態!
右は、温度上昇防止の為に一応設置した遮光ネット!(45%)
※今後の管理状況によって外す可能性もあります。

夜になり、どうしても我慢できずに植物導入してしまった。
思い立ったら吉日?どんなに面倒でも?辛くても?趣味の事は頑張れる!
3時間かかって50%の植物を入れてしまいました!
あんなに大きかった温室も?あれよあれよのうちにぎゅうぎゅう詰めになってしまった。
明日、仕事へ出かける前に明るい時に撮影してみる事に!怖い状態です。
2000.10/31植物導入2日目

1日経って20鉢ほど追加導入しました。
あんなに広かった温室がみるみるうちにいっぱいになり、
80%入れたところでスペースの無駄を再点検する事に!

ブラサボラやレリアのコーナーは、まだまだ空きが見えるので上手く使わなければ!
パフィオは意外に場所をとらないので助かります。下は保水用?のAech.グラキリス!

これはVIP待遇のウスネ達!枯らしたら大変です。ネ!コバルト!

原種カトレア達は空中に吊るし、ロックレリア達は明るいトレーに収まりました。
2000.11/10断熱用内張りビニール&蛍光灯

いよいよ夜が冷え込んできました。暖房効率を良くする為に中空ビニールを内張りで設置しました。
普通のビニールを張るよりも効果絶大!\300/m(2m幅)なのは助かります。

左は夜間ふらふらと花芽を確認したり、植物と勤しむのに重要な蛍光灯
右は夜間雲霧林状態を作るための霧吹きと工業用扇風機(弱でもパワーあります)
Ph調整済みの水タンクです。(我が家の水道水はカルシウムが多くPh8以上あるので)
水温度も室温と一緒になるためショックを与えないで済む!冬場は重要なアイテム。
2000.11/14 暖房機器がやってきた!

我温室にもついに石油温風暖房機が装備されました。
横幅1m、厚み30cm、高さ70cmの大型なのがちょっと!
でも機能は最高で、24時間タイマー付き、温度設定付き!
それも、同時に作動させる事が可能なのがうれしい限りです。
価格は超お得な¥10000なり!今年はついてるなー!

しかし問題は煙突(エクゾーストパイプ)でした。パーツが欠品していたので、
風呂釜用のステンレスパイプを加工して排気パイプを作ることに!
温室を広く使いたいので、駄温鉢の8号を使って外部へオフセットさせる事に成功!
オマケに耐火構造になるというメリットもあったりする。
下に見えるのは燃焼用空気取り入れ口と燃料パイプ。

風呂釜のお湯が出る部分を改造して、アルミでステーを作り耐火加工する。
風雨から守る為にアルミ板でルーフを作り耐火煙突完成!
下は、外部に置かれた80L灯油タンク。中を綺麗にし、
ストレーナーも水抜きも全て洗浄してスタンバイOK!
早速今日の夜から作動開始!燃焼抜群、カロリーバッチリ、温度設定も最高!
今年の冬は、私と植物にとって楽しい冬になりそうです。ミレニアムだし!?
せっかくの暖房機は故障し修理に出す事になる。
またCAM植物が90%を占めるので夜間のCO2を増やす目的から、
外部排気はあっさりと止め、大型ストーブに変更する事にしました。

石油大型ストーブはパワーもあって最高です。
ちょっと燃費が悪いのがたまにきず。

しかしそのまま使えると思ったら大間違い。サーモで温度管理する為には改造を要する。
スイッチ内部の配線をスイッチのON/OFF関係なく作動するように短絡させる。
そうすればこのような小さなサーモスタットで簡単に温度を保ってくれる。

換気扇も間に合せで付けた物から、サーモスタット付きに変更しました。
これで日中も高温になることがなくなりました。これも必需品です。
2003秋 温室拡張工事開始
温室を建ててから3年、あんなに広かった空間も植物達に占拠されてしまった。
購入・強制配布・株分け・実生と原因はわかっているのだが・・・・!
読めなかったのは恐ろしいほど巨大化する物が多いことだった。苦笑
直径1mは軽く超え、全高は花序を含めると2.5mに達する物まである始末。
当然、居住性も非常に悪くなり植物だって窮屈そうにしている。
さすがに今年は大きくするしかなくなったので寒くなる前に緊急工事開始を実施しました。


入り口のある前側をアッセンブリーで切り離し、レールの上を平行移動させ中間にアーチ骨を追加
これが結構重かった、しかもなぜか強風が吹き超大型凧化しそうな雰囲気。
しょうがなく延長パイプで借り止めし正確に寸法出しし、横骨やビニペットを固定しました。
この作業だけでもうヘロヘロ。夜までかかり骨組みは完成したのであった。

入れ物が大きくなったら、当然置く台が必要になる。置くものが重く大きな物なので自作することに。
工場にスペース鋼管フレーム用の角パイプがあったことに気づき、勢いで使っちゃえ〜!
シャシー作る要領であっという間に形にしてしまった。勢いは大切です。

色も綺麗に塗って通称Agave台は完成!う〜ん下のスペースが無駄だ。スライド出来る台車も作っちゃう事に!勢い勢い

バリバリと溶接し形状は完成。我が工場の修行僧に最後の仕上げを

車輪は1つ30Kgまで合計120kgOKのプラスチック製、人が乗っても良く動く。

こんな感じに出来あがりました。さーて何載せようかな?わくわくしてくる。
上がAgaveなんだし、そうだDyckiaにしよう!

早速導入!しかしすぐさまこんな状態になってしまう。あら、もういっぱいじゃん。
いやいや、まだ下のスライド台車があるじゃん。なんてね!

そんなスライド台車はPuyaとDyckia、Agaveの子株たちが占拠し落ちつきました。
引き出せば作業は楽だし申し分ないです。もう気分は最高!

両方を横から見るとこんな感じ、Agaveは日差しも最高!もう私の楽園です。


広くなった温室へ植物大移動!影に埋もれてたサトイモ科も少し演出してみる気になった。
今回の増築部分には自動潅水装置はつけてません。遮光も無し。なぜなら水を調整する空間にしたからです。
奥の部分は直日で鍛えたBromeliadたちが遮光してくれています。
当然Agaveコーナーにはストレートに日が入るようにし、真夏は適当に植物遮光をする予定。
暖房機器大型化計画!
温室が大きくなればそれだけ暖房も大きくしなけりゃ設定値になるまで時間がかかります。
また暖房の着火してる時間も当然長くなり燃費も良くない。そこで清水の舞台から飛び降り
乏しい財布より虎の子奮発!そうです最新の大型ストーブを購入しました。

が・・・問題はここから。
実は今まで中古のストーブにて改造をし使用してきましたが、構造が簡単なため改造もわけなく
できていました。しかし今回のものはちょっと勝手が違う・・・・!ボタンがショートスイッチになってる!
これは最も分解して手を入れるのに苦労するタイプの物なんです。
いままでそれを嫌って新品を避けてきましたが、いつまでも中古品に頼ってる場合でもないので、
この際足枷のつもりで特製ソレノイドスイッチを新開発する事にしました。

こんな図面をいくつも書いては設計変更し、簡単に装着できる物を作り出して行きます。

一周間試行錯誤を繰り返し問題のソレノイドも入手し本図面化。やれやれ

左がソレノイド本体、アルミ製の部材に罫書きを入れ加工に入る

穴加工はボール板を使用し切り欠き部は手鑢にて正確に加工していく。

取り付け部には螺子を切って部品点数を減らし総重量を軽減した。作動シャフトは旋盤にて製作することに。

いくつもの加工を繰り返し製品が完成しました。これがロボットの様に電源をON/OFFしてくれる。

実験的に両面テープにてテストをし実用化と共に固定する予定。

ソレノイドスイッチを装着して微調整をし実験開始。
リターンスプリングをダブルにした。欲を言えばもっと作動スピードを落としたい。
その後、一晩実験を行った結果100%の成績が得られず
何十回に一回程度の割合で感知出来ない事がありましたのでソレノイド計画から
電気式にシステムを考えて行く事に決定!
この暖房機についてるフェザータッチスイッチの場合コンマ何秒間か接触させる必要があり、
あまり短い時間では感知しない事があります。またこれを電気式で制御する場合は
一定時間スイッチがONになり、その後は切断される機能を持たせなければなりません。
そこでいろいろ試行錯誤した結果発案されたのが遅延リレーの採用です。
こうやってどんどん立ち入ってはならない方向へ・・・・・・!

やっとの思いで電子機器取扱店で見つけた遅延リレー、かなりの難易度なのは百も承知!やるっきゃない。

電気を流しても遅延させるには抵抗かボリュームが必要になります。
当然試作ですから許容範囲を作れるボリュームを付ける事にしました。
82kΩで10秒ですから50kΩのボリュームだと、最大値で6.09秒まで設定できます。

通常温度センサーは100Vを制御して暖房機器を運転させますが、
我が家のシステムの場合左のアダプターで12V化し遅延リレーに命令をします、
右は、その12Vセンサー電源でメインリレーを動かすためのリレーです。

暖房機器を分解し制御パネル内の主電源部分に遅延カットスイッチシステムを装着し実験!
精度も完璧でタイマーもバッチリ、もちろん防水だってOK。
この温度制御システムでほぼ全ての市販ファンヒーターのショートスイッチは克服でき、
安全に温室植物栽培用に変更できるようになりました。パチパチパチ♪

この温室は床に水が溜まるので十分湿度が高いのですが、タンク容量の大きな超音波加湿器をデジタルタイマー
設定によりPM4:00〜AM7:00まで霧を噴出する事にしました。
FANをチューニングしたので最大値で作動させるとかなり現地っぽくなりました。
尚、今回の機械式のソレノイド開発は無駄にせず自動開閉温度調整装置への実験へ進むのでありました。笑
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